- 初日犠牲者先生
- じゃあこれから「人狼」の大まかな流れについて説明するね。
まず人が揃うと、GM(ゲームマスター)さんが更新の確認、つまり点呼を取ったりするよ。
全員の確認が取れたら、ゲームがスタートするよ。
ゲームがスタートすると、まず「1日目夜」になる。
画面が急に黒くなるからすぐ分かると思うよ。
この時点でみんなにいろんな役が振り分けられるんだ。
たとえば「村人」だったり、「占い師」だったり、「人狼」だったりね。
- 生徒A
- え?じゃあ僕が人狼になることもあるってこと?
- 初日犠牲者先生
- そう。君が人狼になることも有り得るよ。
参加者全員に、まったくランダムで役が割り当てられるんだ。
本当は「占い師」になりたかったなー、って思ってもガッカリしないでね。
- 生徒A
- はーい。
- 初日犠牲者先生
- 話を戻そうか。
夜は狼達の時間。狼達がどんな会話をしても、狼以外には分からないようになっているよ。
それで、「1日目の夜」に、狼は相談したりしながら、初日犠牲者と書かれた人を噛むんだ。
- 生徒A
- え?先生噛まれちゃうの?
- 初日犠牲者先生
- そう。最初の夜に先生は噛まれて殺されてしまうんだ。
最初に噛まれるように、ゲーム中に組み込まれているNPC(人が操作していないキャラ)さ。
だって君も最初の夜に推理もせずに噛まれてしまったらつまらないだろ?
- 生徒A
- うーん、そうだけど…なんか複雑な気分。
- 初日犠牲者先生
- はは、まぁしょうがないね。最近は先生、つまり「初日犠牲者」がいないモードも出てきてるんだ。
ちなみに先生は、「人狼」、「妖狐」では無いよ。これだけは最初の役の振り分けで決まってるんだ。
でも先生が「占い師」だったりすることもあるから、そうなると村は大変だね。
- 生徒A
- 先生、先生が占い師だったら、僕達どうすればいいのー?(泣)
- 初日犠牲者先生
- それでも村人は勝つことが出来るから、最後までめげないんだよ。(と、なぐさめる)
さて、「1日目夜」に初日犠牲者を噛んで、占い師が能力を発動した時点で、
「2日目昼」になるんだ。昼になると全員が会話出来るようになるよ。
そこでみんなで推理しながら、「誰を処刑するか」を投票するんだ。
- 生徒A
- 誰かを処刑するなんて……僕……
- 初日犠牲者先生
- こらこら。投票しなきゃならない決まりなんだ。
もし投票しなかったら、「突然死」してしまうんだよ?
- 生徒A
- 突然死?
- 初日犠牲者先生
- また後のやってはいけない事項で詳しく述べるけれども、
投票をしないということは、参加する意思がない、ってことでそのまま死んでしまうんだ。
だから必ず誰かに投票しなければならないよ。
- 生徒A
- はーい。まだ僕も死にたくないもんね!!
- 初日犠牲者先生
- うん。必ず投票は時間内に済ませるんだよ。
この投票が終わると、「2日目夜」になるんだ。
こんな感じで「夜→昼→夜→昼→…」と続けて行って、最後に狼を全部吊れば村人の勝ちだよ。
大体の流れは分かったかな?
- 生徒A
- はーい!分かりました!!
- 初日犠牲者先生
- よしよし(と頭をなでる)
それでは、次回は「村に参加してみたい!」の回だよ。
ではまた来週ね。って狼がーー!!
- 生徒A
- せんせーーー!!!
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